(公開)学術分野でのNotion AI~ 知ったかぶりでないAI
はじめまして。Notionがどんどん広まってきましたね。学術分野でも使用して見てその有用性がよくわかります。筆者は学会のプレゼンテーションをNotionで行うほか、論文もこれで書き、学会プログラムなど事務局の多くもこれで行いました。その有用性を紹介していきます。
NotionについてのページはNotionで作らねば、と作っています。
入れない方は、
なんでそうなるか思考の経過がわからぬまま結果だけを言われてそれを信用することは職業柄好みません。しかし、「そのプロセスはAIによる情報収集です」などと言われてしまえば、その先はわかりません。
いまはGPT-4の一般知識が搭載されてしまいましたが、右下のNotion AIに最初にいろいろ聞いても何もわからないと答えていました。個人的には、知っているふりをしたらむしろ失望します。わかることとわからないことを区別してくれるのはいいことです。どこまでわかっているかわかるからです。Notion AIははっきりしていますね。なので、何を教えたらいいかわかるわけです。では、と情報を入れてすぐに聞いても同じ返事です。新しい情報が組み入れらるのはすぐではないようです。根気よく、は人と同じですね。
教えていくとだんだん賢くなっていくのがわかります。しかし、その特徴もわかります。人はこのように理解していたのだなと思います。そしてAIの課題もわかってきます。テーブルはわからないようです。しかしそれもそうでしょう。下記データはわれわれは行間を読んで理解できますが、それは無理でしょう。
日程 | 開始時間 | 場所 |
---|---|---|
5/3 | 17:00 | 東京 |
5/7 | 13:00 | 大阪 |
この日程は5/3、開始時間は17:00、場所は東京と書けば、教えてくれるかもしれません。データベースはそれぞれがページになっているのでまだ検索できる可能性は高まると思います。
学習済みのAIよりも育てがいがあって筆者は好んでいます。「世界で最も高い山は?」と聞くと、最近はGPT-4の一般知識で答えてくるので、「世界で最も高い山についての情報はこのワークスペース上にありますか?」と聞いています。
Notion Books (臨床医):民間病院で臨床研究をし、医師向けの本を10冊編集している。筆頭英文論文、筆頭英文症例報告は45を超える。学会事務局業務の多くをNotionで行い、学術領域(研究、学会研究会事務局)をはじめとしたNotionの活用の情報発信をしている。
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