医療関係者の勉強のプラットフォームは何がいいのか?

最近の学会研究会は低調です。以前ほど参加者も集まらず、活発な発表が少なくなってきたと言うことを肌で感じます。いろいろな会で演題募集の再々延長があり、資金的にも厳しいところが増えています。専門医、専門施設の単位にかかわるところは、無理してでも参加するでしょうが、単位を取るためだけか、勉強しに行くかは、本人次第になります。
 
コロナ時代に入って、リモート学会が増えました。安全ではあったのですが、学会で集まることで人との交流ができにくくなりました。交流というと、懇談を想像するかもしれませんが、お世話役の先生方は学会の始まる前の朝7時や夜遅くに会合をし、いろいろな話し合いをされていたのです。発表の様子を見て、別の学会に声がかかることもありましたが、それはプログラムに載っていた以外に、口コミもありました。その従来の姿がなくなったこともひとつと思われます。
 
では、SNSで?となりますが、医療関係者はなかなか動画をゆっくり見る時間はありませんし、座っていると、何かと呼ばれます。論文では紙面やオンライン、文章に画像にたまに動画がついています。動画は、診断や治療の一部として定着してきました。ただ経過をわかるように文章にする必要があり、すべてを動画に尽くすのは無理があります。また、隙のない慎重な文章の論理を進める必要があります。なので、動画だけの媒体では充分とは言えません。Notionによるまとまったシリーズでの情報発信は、少し気軽な論文紹介や教育的な内容を文章画像動画を組み合わせて必要な割合で紹介できるように思います。