コレステロール結晶サンプリング・解析テキスト

「コレステロール結晶の新たな世界を探る!実験未経験者でもできる簡単な方法を解説!」
この本では、コレステロール結晶の研究をゼロから始める研究者に向けて、必要な器具や実験方法をわかりやすく解説しています。血流維持型汎用血管内視鏡(NOGA)を使用した冠動脈や大動脈自然破綻プラークのサンプリング方法を中心に、基礎医学や臨床研究での応用も網羅。実験未経験者でも結果を出せるようになるでしょう。
コレステロール結晶はこれまでヘマトキシリン・エオジン染色で欠損像として認識されてきた。欠損像のため、動脈硬化プラークのなかでは研究が進まず、病的意義は不明であった。最近免疫学で、コレステロール結晶がマクロファージに認識され、先天免疫を惹起し、プラークの進展や破たんにかかわることが分かってきた。
これまでコレステロール結晶は試薬としては手に入った。実はどれもヒトコレステロールとは似て非なるものであった。試薬は動物から作られたもので形状は均一である。欠損像ではなく実際に見て証明しないとそうとは言えないであろう。しかしこれまでコレステロール結晶は臨床、基礎医学の研究者は電子顕微鏡を含めた高価な装備が必要であろうと考えてきた。
ここで紹介するのは、比較的簡便に、しかも、光学顕微鏡にアダプターを加えるだけで偏光をかけることができ、コレステロール結晶を直接的に検出できることが分かった。カテーテル室の横に顕微鏡を置いてもいいぐらいである。冠動脈疾患であれば冠動脈デブリスからコレステロール結晶を同定できる。大動脈自然破綻プラークからは非常に多くのコレステロール結晶が採取できる。脳梗塞の”血栓”回収療法からコレステロール結晶を同定することが可能である。また、基礎医学で動脈硬化モデルのサンプルからも採取することが可能であろう。
とはいっても、実験を一度もしたことのない人にとって、何の器具を揃えたらいいかもまったくわからないであろう。この本では、血流維持型汎用血管内視鏡(NOGA)で同定した冠動脈、大動脈自然破綻プラークをサンプリングすることを想定しているが、それ以外の場面でも十分解析できる。実験未経験者を含めコレステロール結晶の研究をする研究者の役に立つことを望む。
 
ウエブサイトの閲覧とNotionアプリでの複製の2つの方法に対応しています。ウエブサイトは恒久的なものではありません。Notionアプリでの複製を推奨しています。

お買い上げの流れ

①下記購入サイトで購入者情報を入力し、申し込み。
②ネット決済のページに移動します。ご連絡先、カード情報をご入力。
③ネット決済後にNotion Book のURLにリダイレクトします。
URLをメールでご連絡します。(Web閲覧か複製ください。) お申し込み後決済リンクに移動します。商品の性質上、ご返金はしかねます。また、お支払い後、アクセスURLに移ります。(企業内の複数アカウントの場合は下記メールにご相談ください。)
Notion Booksのインポートと検索」もご覧ください。

お申し込みサイトへ(税込 5,000円)

 

目次

 
内容は本分野で10-40年研究している2名の研究者がダブルチェックしています。