医学生物学 英語論文 査読克服術

お申込みはこちら

本書について

本書は、医学生物学分野において英文論文を執筆し、査読プロセスを乗り越えるための具体的な戦略と実践的なノウハウを提供する実践ガイドである。これまで投稿のノウハウはあったが、査読のコメントに特化した本はほとんどなかった。また、査読者の立場からの本はあったが、査読、投稿両方の立場からの本はほとんどなかった。本書では査読者のコメントへの対応、査読結果の受け止め方、そして再投稿までのプロセスを体系的に解説。初めての投稿者から、何度も査読に苦しんでいる研究者まで、学術界での成功に向けたサポートを行う。また生成AIに英語を頼んでもいいのか?についても解説している。8章59節(含付録)
 
なお、本書は異なる施設に所属し、現役で論文を活発に投稿、出版、査読している医師2名のコンセンサスを得たものです。
 
Notionユーザーは複製して、本として持っておくことができます。Webからでも読めますが永遠のものではないので、Notionにサインインしておくことを推奨しています。

対象

医学・生物学・ライフサイエンス系の大学院生、若手研究者
  • 初めての英語論文投稿に不安がある
  • 査読結果への対応に悩んでいる
  • 自分の論文がどのレベルにあるのかを知りたい
医学・生物学分野の指導者・研究者
  • 若手研究者の論文指導をより効果的にしたい
  • 査読プロセスをより深く理解したい
非ネイティブの英語論文執筆者
  • 英語の査読対応が難しく感じる
  • Medical Writingのコツを学びたい

目次

序章
  • NB PagesLibraryの読み方
  • はじめに
  • もし査読がなかったら~世の中に起こる変化
  • もし査読がなかったら~あなたに起こる変化
  • 厳しい査読のないプレプリントサーバー
  • 査読のない世界は楽なのか?
  • 査読は公平なのか?
  • 査読者が決まらないことが一番困る
第1章 査読をどう受け止めるか?
  • 査読結果とは
  • 当雑誌の方針/分野に合わないので~「ダメな論文」ではない
  • 査読に返事するだけで論文1報を書くくらいの内容になる覚悟で
  • なぜいくらやっても英語を指摘されるのか?
  • 査読で責められているのではない
  • 査読に学ぶ
  • 査読結果はチームで共有しよう
第2章 不十分な論文の原因
  • 論文が批判される要因
  • 論文英語を向上させるには
  • 論旨があいまいだとどうして言われるのか
  • 論文を書きたいが英語はどこまでやってもできた気がしないという方へ
  • Medical Writingとは
  • 総説と原著論文で使われる英語表現は異なる
第3章 投稿を続けるメンタルを維持する
  • 大原則:淡々と修正する
  • たくさんコメントされた上に落とされた。この論文は価値がないのでしょう
  • 他人の経験を聞きすぎないこと
  • 何度落ちても通るのが一般的か?
  • 査読の内容で、アクセプトかリジェクトかを詮索しない
  • たまたま査読者がはずれだっただけと考えてそのままのところに投稿していいですか?
  • 査読結果を見て自分の原稿に価値がないのではと考えている方へ
第4章 査読に返事を書く
  • 査読の例
  • 基本的スタンス
  • 期限が3カ月とかありますが、ゆっくり考えますね…では間に合わない
  • Reviewerに対する返答の例
  • 意味のわからないコメントはスルーしていいのか?
  • 論文はできた? あとは出すだけだな→投稿手続きも結構時間がかかります
  • marked copy, clean copyとは何ですか?
  • Cover Letterの書き方
  • Response to Reviewersの書き方
  • 生成AIを使って翻訳してもらい、それをそのまま採用していいですか?
  • 生成AIに頼めること
第5章 異論があるとき
  • 概念をひっくり返したければ喧嘩上等
  • 採否判定に異論があるとき
  • 査読者によって逆の意見がある時
  • あなたの主張を引っ込めたら通すよと言われたとき
  • それは私が最初に見つけた、それを引用しないとの指摘
  • エピソード~あなたこそ考え直したまえ
最終章 おつかれさまでした
  • これがAcceptだ!
  • 論文を出すことが目的ではなくその学問を開拓する気概で
  • お蔵入りの原稿はありませんか?
付録 とにかく査読をたくさん見たい
  • 採択の手紙
  • Reviseの手紙
  • 不採択の手紙
  • 査読例01
  • 査読例02
  • 査読例03
  • 査読例04
  • 査読例05
  • 査読例06
  • 査読例07
  • 筆頭著者をPubmedで調べる方法

お申込みはこちら